2017年4月14日金曜日

マータイさんの語る ハチドリのひとしずく

今日は、私の名前の由来にもなっている「ハチドリのひとしずく」を。
ずっと紹介したいなと思っていたこの動画。ノーベル平和賞を受賞した
ワンガリ・マータイさんが表情豊かに語ってくれています。


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ハチドリの物語は 広大な森が 山火事の炎に のみ込まれるところから始まります
すべての動物が 森から逃げ出して
燃え盛る森を前に ただ立ち尽くしていました
無力感に圧倒されながら
この小さな ハチドリを除いては
ハチドリはこう言いました 「私は 何かしなければ」
そうして近くの小川へ飛んでいき
水をくちばしに 蓄えました
それを火の上に落とすと
なんども小川と森を 往復し始めました
できるだけ 早く
その時 ハチドリよりもずっと大きい 他の動物たち 例えば
長い鼻で 水をたくさん運べる 象などは
力なく 立ちすくむだけでした
彼らは ハチドリにこう言いました
何ができると思っているの? 君は小さすぎて 火事は大きすぎるのに
そんな小さな羽に そんな小さな くちばしで
ほんの少しの水しか 運べないのに
気持ちをくじくことを  言い続ける 動物たちに対して
時間を無駄にすることなく ハチドリは こう言いました
私は 私にできる  最高のことを しているんだ と
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ワンガリ・マータイさんはケニア出身の環境保護活動かでノーベル平和賞を受賞した方。
日本の「もったいない」という考え方と言葉を世界中に広めた人としても有名です。

そんな彼女が語ってくれるハチドリの物語。日本ではナマケモノ倶楽部の辻信一さんが紹介してくださっている、南米地域の先住民に伝わる物語だそうです。

私もこの物語に触発されて、小さな出来ることを始めるようになりました。
エコバックやらマイ箸やらマイタンブラーやら。
「そんなことしても大勢には何の影響もないでしょ?」そう時々言われます。でも、自分の行動として考えた時に、1とゼロの間には天と地ほどの差があるように思うのです。
何よりも、「使い捨てる」という行為に対して、違う可能性を創り出せる。
そう思っています。

先日紹介したアイゼンシュタインさんも
私たちが考える以上にひとつひとつの 小さな行動の変化が重要な意味を持つ」
と言っています。

そんな「小さな行動」の源とも言えるのが、私にとってはこの物語なのです。

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