2017年11月28日火曜日

大人だったらいいのに・・・ 地球のためにできること

今日の動画は、自然と繋がるためのお師匠さんみたいな方が Facebook でシェアしていたものです。小さな巨人の涙の訴えをぜひ聞いてください。



この手の動画にはいろいろな反応や見方があると思いますが

この子の涙、溢れ出る悲しみ、そしてあえて表現すれば「聖なる怒り」・・

「僕が今大人だったらいいのに・・」

「子どもにできることは何?」と問うお母さんも素敵だなと思います

そして、大人である自分ができる「お仕事」はもっとたくさんあるなと痛感させられます。彼のためにも、私たちの子どもたちのためにも

自分の中にある悲しみや怒りをしっかりと感じることも大切なことだと、この小さな巨人から教えられました。

2017年11月18日土曜日

光は私たちの中にある ~依存症の本当の原因 そして それを乗り越える 自分の中にある力~


クオリティの高い「新しい物語」をバンバン世に送り出している #Sustainable Human さんの動画。今日は「The hungry Ghost Inside US (私たちの中にいる餓えた鬼)」というタイトルを紹介します。薬物を含め、あらゆる依存症の本当の原因、そしてそれを乗り越えさせる力について、臨床医師が語ってくれています。


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依存症をなくすために 必要な問いは なぜ依存症が 存在するのかではなくなぜ 痛みが存在するのか だなぜ人々が 痛みの中にいるのかを問うなら遺伝的要因を見るのでなく 彼らの日常を 見なくてはならない

仏教の教えには 餓鬼という考え方がある餓鬼とは 肥大した空の胃袋と 皮と骨だけの 口の小さな生き物で決して 十分に満たされず 内側の欠乏感に 絶えず苛まれている依存症とはまさに 欠乏感を 外側から 満たそうとする行為だ

この困難に満ちた 世界の変容を求めるなら それを権力者に 期待するのを止めようなぜなら往々にして 権力を持つ者は もっとも満たされない 人たちだから私たちは 自分たちの内側に 光を見出さなくてはならない共同体の ただ中にある光を私たち自身の 智慧の中に そして 私たちの創造力の中に内側にある光を 私たちが見出した時 自分の本当の姿を 見出した時に私たちは 自分自身に そして 自然に対して 寛容になることができる
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私たちが直面する様々な社会課題や個人の問題は、多くの場合それだけを対処療法的に解決しようとしてもなくなるものではありません。

むしろ、その問題を生み出している背後にある構造やシステム、その現実を生み出している集合的な人々の意識が変わることによってでしか、本質的な変化は起こらないのかもしれません。

私たちの中に、光があり、力がある」
思わず目を背けたくなるような依存症の問題から始まるこの動画ですが、最後には大きな希望と勇気をプレゼントしてもらった気がしました。

自分の中にある光を、力をしっかりと味わって、それを外に出していこう。


*依存症とそのケアについては、こちらの動画もオススメです!

2017年11月8日水曜日

大事な自転車が盗まれた! その時、彼は驚くべき行動に・・~ロブ・グリーンフィールドのギフト~

ロブ・グリーンフィールドという方をご存知ですか? 全財産を売払い「地球を住処にする」ためにアメリカ中を自転車で旅したり、一ヶ月間ゴミ捨て場から出る廃棄食料品だけで生活したり、30日分のゴミを体につけて生活する活動をしたりと、体を張って環境・社会問題を世に伝えている活動家です。

そんな彼が苦楽を共にしたバイクが、11月4日の夜に盗まれてしまいました!
そこで彼はSNSを使って世界にその事を発信します。彼がそこで発した驚きのメッセージとは・・・

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ロブ・グリーンフィールドです。
巷では、ポジティブ野郎とか グッドニュース・ガイと呼ばれる僕ですが、今日はあまり良くない知らせです。
昨晩、僕の竹フレームの 自転車が盗まれました。
このバイクは僕がアメリカ中を 「良いことをする旅」をして回った時に使ったもので、「人のためになること」のためなん千マイルも旅した相棒です。それが盗まれたんです。ちょっと胸が張り裂けそう。全部で100個くらいしかない、僕の数少ない所有物のひとつ・・中でも特に大事なものなんです。

すぐに、自分と向き合うことを 強いられました。
どうしたらこの自分の不幸を、他の人の幸せにつなげられるかって。どうやったら、この悪い状況を良いものへと変えられるかって。

それこそ、僕が 実現したいことだから。

日々、何千人もの人が自転車を盗まれています。
僕の状況はまだ良い方かもしれない。いくつかの選択肢があるから。でも、自転車を盗まれた大勢の子どもの中には、経済的に買い直せない子もいるかもしれない。

なので、決めました。自転車を盗まれた子ども 10人分の 自転車をファンドレイズすることを。胸を痛めている子のために。
僕のバッドデイを、彼らのグッドデイに変えるんです。
「憎しみでは憎しみは癒せない。闇は闇を打ち消せない。」
キング牧師の言葉です。
悪い行いでは悪い行いは無くならない。良い行いだけが悪を打ち消せる。
なので、この悪い状況から 何百もの 「良いこと」を生み出したいんです。それこそ、僕のやりたいことなんです。

悪を悪で終わらせないために。
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きっと私なら、怒って犯人に「このやろ〜ッ」って訴えているでしょう。

自分の痛みをきちんと痛みとして味わった上で、そこから自分の望む世界を作り出すために行動するロブさん。そして同じ痛みを抱く子どものための寄付を募るなんて・・

11/4に立ち上げた彼の「自転車ファンドレイジング」では、$3,000 の目標金額に対して、3日間で $4,200 以上の寄付が集まっています。

さらになんと!彼がこの動画をアップした二日後には、彼のバイクを盗んだ本人が彼の元にバイクを返しに来たそうです!

バイクを届けに来た彼に対し、ロブさんは怒りをぶつけるのでもなく、警察に突き出すのでもなく、
ハグをした
そうです。

「悪で悪は無くならない」彼はその言葉通りを体現して生きているのです。
自転車を盗んだ彼にも、バイクを子どもに届けるのを手伝ってもらいたいと思っているとの事。

右の投稿で彼はこう言っています。
「この自転車盗難事件を悪い事として終わらせたりはしません。世界をより良い場所にするための力を僕はすでに持っているのですから。これこそ僕がしたい事なんです!」

*右上の画像は、Rob Greenfield さんのFacebookページより拝借しています。