2017年3月31日金曜日

人生の必須授業

今日の動画は「マヨネーズ瓶と2本のビール(または2杯のコーヒー)」として有名なストーリーです。 以前記事として上がっているのを読んだのですが、動画を発見しちゃいました!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本当に大切なことに
優先順位を決めるんです
なぜなら、それ以外のことは 砂つぶにしか過ぎないのだから

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この話を最初に読んだ時、私は目の前に砂でいっぱいになった瓶とその上にゴルフボールが二つほど落ちそうになりながら乗っている・・・ そんな情景がありありと浮かんだことを覚えています。

自分の人生を何で満たすのか?
それを見つけることから美しい世界が始まるのかも。
そして、ビールも忘れずに!

2017年3月28日火曜日

依存症の本当の原因 ~ポルトガルに現れた癒し~

麻薬の乱用、薬物中毒・・・そう聞くとすぐに犯罪や刑罰と結びつけてしまうような私たちの社会。 薬物犯罪は再犯率が高いことで知られています。また、犯罪にはならなくとも、様々な依存症に苦しむ人は多くいます。ギャンブルや常習性のある嗜好品、買い物依存にインターネット依存。何が背景にあるのでしょうか?今日の動画は、薬物依存の問題が劇的に改善されたポルトガルの取り組みについてです。


このブログで注目している「新しい物語」。それは、「機械論的な、分断されてバラバラになっている世界」から「すべてはつながっている」を体現する世界へと私たちが移っていくことで実現すると考えられています。

「私たちはみんなバラバラ」「すべてのものは、人も動物も物質も個々に別個の存在として分断して存在している」そんな世界の見方が、私たちの社会に欠乏感や虚無感、そして痛みを生み出しています。そこでは、不安や満たされない気持ちから、人々は「もっともっと」に突き動かされる世界が広がっています。

そこから「すべてが一つであり、つながっている」という見方に切り替わる時、そこに、それぞれの中に確かにある「実現可能な美しい世界」が現れてくるのだと思うのです。

私たちが本当のつながりを取り戻し、「もっともっと」が癒される時には、世界からは依存症も無くなっているのかもしれませんね。

2017年3月26日日曜日

プラスティック無しのススメ By Jack Johnson & Kokua Foundation

私の大好きなミュージシャン ジャック・ジョンソン。
彼は環境問題への関心も高く、デビュー当初からメッセージ性の高い歌を発表したり、100%自然エネルギーのスタジオを持っていたり、売り上げの1%を環境のために寄付したりしている人です。そんな彼の動画をフラフラ見ていたらこんな動画が!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
使い捨て プラスティック ファンタスティック じゃないよね
使うのは2, 3分で 残るのは何1000年?
海辺に打ち上げられて
買い物は 袋持参で
ムダな包装もいらないよね
子ども達のこと考えたら ペットボトルは止めにして
次の世代は育ってるし
僕ら ちゃんと知らなきゃ 大丈夫なんて タカくくらないで
ゴミ減らすために できること やらなくちゃ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日のケリー・スレーターと同じくジャックも元プロ・サーファー。
海とつながり自分とつながることの深い彼らは、
地球の痛みとも繋がっているのかもしれませんね。

それを癒すことは、私たちみんなが次の世代に対して負っているつとめかもしれません。


2017年3月25日土曜日

サーファーにとっての海とゴミ ~ケリー・スレーターの語る世界の海~

ケリー・スレーターという名前を聞いたことがありますか?
11回もワールド・チャンピオンに輝いた、サーファーなら知らない人はいないという人物です。このケリーがビニールのレジ袋を始めとするプラスチック(英語ではビニールもこう呼んでいます)の廃棄に関して自分の経験から語っている動画がこちら。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気づかないでいて OKでは済まない
自然を破壊するのは OKでは済まないんだよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ケリーの世界中の海を巡った体験から語られる言葉には説得力がありますね。

ちなみにこの動画を作成した Outerknown (アウターノーン)は、ケリー自身が始めたメンズアパレルブランドだそうです。Outerknown のキャンペーン "It's not OK" の収益全額が海洋清掃などの活動に寄付されるそうです。まさに心の中にある美しい世界が体現されるようなプロジェクトですね。

そして明日は、同じくサーファーで、サーフミュージックという音楽の一分野を確立したミュージシャン、ジャック・ジョンソンの超短い動画をご紹介します。
明日もチェックしてくださいね!

2017年3月23日木曜日

デンマークを変えた女性 !? セリーナ・ユールさんの想い

最近、私のSNS画面に頻繁に登場する女性が・・・ モスクワ出身のセリーナ・ユールさん。デンマークの食料廃棄問題を5年で変えちゃった人だそうです。


動画の中で彼女が「なぜ、そうまでしてやるのか」について語る想いに心が動きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

感謝と敬意 (原文:リスペクト) のためです。
食料を捨てるのは、感謝と敬意が無いからです。
自然へ、社会へ、そして食料や食肉の生産者たちへの。
あなた自身の時間とお金への感謝と敬意も欠いています。
自分がお金を払って買った食料を捨ててるんだもの。

あなたの時間とお金なのに・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

きっと彼女が自分の心の中に見出した実現可能な世界は、
人々が、自分自身と、自然と、動植物と、そして世界とに対して
心からの感謝と尊敬を持っている、そんな美しい世界なのでしょうね。

Beinspired! さんがとても素敵な記事を書いています。

2017年3月22日水曜日

人とクジラはつながれる!

海で泳ぐクジラを見たことはありますか?
私はハワイで見たことがあるのですが、間近に見るその大きさには圧倒されます。
私の知人で以前ダイビング・ガイドをしていた友人は、海の中でクジラに遭遇してあまりの大きさに恐ろしくなってしまい、ガイドをやめてしまった友達もいます。
でも、本当にクジラは恐ろしいのでしょうか?


今日紹介する動画の中では、人が吹くネイティブ・アメリカン・フルートの調べにクジラが引き寄せられて聞き惚れるような場面が記録されています。

生物学的にはクジラと同類のイルカも、人間と喜んで戯れて遊ぶことで知られています。
私にもイルカと一緒に泳いだ経験があるのですが、彼らは一緒に時間を楽しむことを選ばない時には、人間が潜れないほど深いところに潜ったり、とても追いつけないスピードで去って行ってしまったりします。逆に、彼らが人の周りを戯れて泳ぐような時は、彼らは意図して人間とともに時間と場所と、そして泳ぐという楽しさを共有しているのです。



人間がこの地球のすべてを支配しているのでなく、このようにして全ての生き物と分け合っている。そのことを本当に実感できたら、そしてそんな気持ちでクジラと遭遇することができたら、また違った世界がそこに広がるかもしれませんね!


2017年3月20日月曜日

本当に生きるって? Prince Ea Everybody dies, but not everybody lives

このブログでも大反響のPrince Ea の作品の中でも、私が一番好きなのがこの曲です。

「みんないつかは死ぬ。でもみんなが「本当に生きる」わけではない」 日本語にするとそんな感じのタイトルでしょうか?



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある医療機関の調査によれば、人生最大の後悔は何かと尋ねられたほとんど全員が、自分のしたことに対する後悔ではなく、「自分がしなかったこと」について後悔していた。
取らなかったリスク 追い求めなかった夢について。

君が君のギフトを使わないと それで損をするのは君だけじゃない。
それは 全世界にとっての 損失なんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私自身が、このテーマについて本当に意識したのは、2011年3月11日からではないかと思います。

なぜ、あんなにたくさんの命が失われなくてはならなかったのか?なぜ、自分はそこに入っていずに今生きているのか?こんな状況の中、なぜ子どもたちが生まれてくるのか?被災地での生死の明暗を分けたものは何だったのか?

答えはありませんでしたが、今ここで生きている自分には、どんな使命があって、何のためにこの命を使うんだろうか・・・そう考え始めたきっかけとなりました。

今、「新しい物語」を学ぶ中でそこに対する自分なりの答えのようなものが浮き上がりつつあるように思います。

「本当に生きること」とは、きっと「心の中に確かにある実現可能なより美しい世界」を実現することなのではないかな?

Prince Ea による オリジナルポストはこちら



2017年3月16日木曜日

「大量消費の仕掛け人 !?」~モノの物語より その2~

さて、お約束しましたように、アニー・レナードさん「モノの物語」よりの抜粋動画 第2弾です。
今回のパートでアニーは、ファストファッションに代表されるような消費の構造を作り出している仕組みの正体について迫ります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9・11の悲しみの中大統領が国民に行った。
「祈りや希望ではなく"買い物しろ”って」
アメリカは今や消費大国 国民のアイデンティティは消費者。
職業に関係なく消費者。人間としての価値はこの矢印への貢献度できまる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔私たちは市民と呼ばれた。今私たちは「消費者」と呼ばれる。
と、誰かが表現していたのを読んだことがあります。

現代の過剰な消費社会の裏にどんなメカニズムがあるのかを知ることで、私たちに新しい選択肢を選ぶ可能性が広がり、それが望む世界を実現していく可能性を広げるのではないか・・・そんな風に感じます。

この動画はThe Story of Stuff の一部なのですが、全編で20分以上の動画なので、ここでは今日のテーマのところだけをindiesatelliteさんが切り分けて日本語をつけてくださったのを紹介しています(少し画像荒いです)。

もう少しちゃんと知りたいなと思われる方は、オフィシャルバージョン(全編 21分半)をご覧になってください。(今は、こちらでも設定ボタンから日本語字幕選べます)



2017年3月15日水曜日

「モノの本当の値段」~モノの物語より その1~

前回口走ってしまいましたので、昨日のファストファッションに潜む本当のコストに続いて、今日はアニー・レナードさんが2007年にシェアしてくれた「モノの物語」の一部をご紹介。私たちが買い物をするときに、そこに反映されていないコストについて考える部分です。



・・・・・・・・・・・・・・・
....そう「流通」に乗る。つまり粗悪品を急いで売りさばくの。

目標は価格を抑えて消費を促すこと。低価格維持の方法は? 賃金や手当を削ればいいの。つまり“費用の外部化” 真の費用が価格に反映されないってこと。私達消費者は、購入するモノに対する対価を払っていないということなの。

....
みんなが対価を払ったから 私がラジオを安く買えた。そんなのは帳簿に載らない。これが真の生産コストを 外部化するってこと。
・・・・・・・・・・・・・・・

いきなりここから見始めると、「なんだ?なんだ?」とびっくりするかもですね。

ちなみに、ここでいう「コスト」という表現は当然お金以外の様々なものが含まれていますので、その文脈で見ていただく必要があります。

これ、とても有名な動画 The Story of Stuff の一部なのですが、全編で20分以上の動画なので、ここでは今日のテーマのところだけをindiesatelliteさんが切り分けて日本語をつけてくださったのを紹介しています(少し画像荒いです)。

もう少しちゃんと知りたいなと思われる方は、オフィシャルバージョン(全編 21分半)をご覧になってください。(今は、こちらでも設定ボタンから日本語字幕選べます)

明日はその2として、こういったことを引き起こしているのが何なのかを説明しているパートをご紹介します。

2017年3月14日火曜日

私の服の本当の値段?

今日紹介する動画は、1 Million Women というアメリカの非営利団体の配信しているとても短い動画です。この1MWは、気候変動の問題を中心に様々な社会問題について、女性が生活の中で行動するためにインスパイアするという意図で様々な情報を発信しています。



ファスト・ファッションというと○ARAや○&M, ○ニクロなどを思い浮かべます。ユニ○ロなどは、全商品リサイクルなど画期的な取り組みもしていますが、そもそも安く沢山売ってという考え方自体を見直すべきなのかもしれません。もちろんファスト・ファッションブランドの商品だって楽に10年以上持ちますしね。

アメリカでこの手の情報を積極的に発信している人といえばアニー・レナードさんが有名ですが、彼女は「私たちが安く買える本当のコストを負担しているのは、世界中にいて今の経済システムの犠牲になっている人たちだ・・・」的なことを言っていて衝撃を受けました。

次回はアニーに登場してもらおうかな。

2017年3月9日木曜日

あなたは 何をしたの?

Planetize the Movement というのが、この動画のタイトル。
Webilio で検索しても訳が見つかりません。汗)

 「自分の行動や関心ごとへのアクションを、
地球レベルのものと意識してやっていく」  
的なニュアンスなのかなと思っています。


*字幕を見るには CCボタンをクリックしてください!

この動画はアメリカ人の作家・講演家の Drew Dellinger (ドリュー・デリンジャー)という方の詩 Hierographic Stairway (マヤ遺跡にある「神聖文字の階段」)という詩の一節です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今は 午前3時23分
私の目はまだ冴えている
なぜなら私の孫の孫たちが
私を眠らせてくれないから
私の孫の孫たちは夢の中で私に尋ねる
あなたは何をしたの?この星が略奪されていた時 
あなたは何をしたの?地球が崩壊に瀕した時 
気候がおかしくなり 
哺乳類や爬虫類や 鳥たちがみんな死んでいくのを見た時
もちろん あなたは 何かしたのでしょう?
民主主義が奪われた時にあなたは 抗議の列に加わったの?
何が 起きているかを 知った時に
あなたは 何を したの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドリュー・デリンジャーは、このブログのタイトルになっている本を書いたチャールズ・アイゼンシュタインと共に、 より良い世界を創り出すための 「新しい物語 (New Story)」を語っています。 

私の知り合いには、このデリンジャーが目を血走らせるようにして問う「あなたは何をしたの?」が頭から離れず、 仕事を辞めて環境保護団体で働き始めてしまった人もいるほど、観る者の心に強い印象を残します。

私は、何をするだろうか?

あなたは、何をしますか?

*オリジナル動画のアドレスはこちらです

2017年3月7日火曜日

「学校システムを告訴する!?」

「私は学校システムを告訴します」




こんなショッキングなタイトルの動画で、現代の西洋型教育について疑問を投げかけているのが、アメリカのラッパー/詩人/スピーカー/活動家 Prince Ea です。

環境問題や人種差別ついて、そして人々が本当に満ち足りた人生を歩もうとするときに、インスピレーションと希望を投げかけてくれるメッセージを発信しています。
この動画で彼は、現代の画一化してまるで工業製品のように「人材」を排出することに特化した教育システムを「訴える」ことを通して、人が本当に育つために何が必要なのかを考えさせてくれます。
・・・・・・・・・・・
アインシュタインはこう言った。
「すべての人に天賦の才がある
しかし もし魚が木登りの能力で評価されたとしたら
その魚は 自分のことを無能だと思い込んで一生を終えるだろう」

子どもたちは 私たちの未来の全て=100%
彼らの夢のために 力を尽くしましょう。私たちに限界などないから。
魚に木登りを強要されない世界を

・・・・・・・・・・・・

未来の宝である子どもたちが、本当に生き生きと喜びと可能性に満ちた人生を歩いていけますように。「ピース」(Prince Ea 風に!)

*私も大好きな Prince Ea の動画。いろんな人が字幕つけたり紹介したりしています。
また別の機会にご紹介しますね!

オリジナル動画のアドレスはこちらです。



2017年3月5日日曜日

心の中にある実現可能な より美しい世界

「心の中にある実現可能なより美しい世界」
この言葉は、アメリカで本の執筆や講演活動を行っている チャールズ・アイゼンシュタイン(Charles Eisenstein)さんの本のタイトルです。原題は 

"The More Beautiful World Our Hearts Know is Possible"


今日紹介するのは、ブログのタイトルでもあるチャールズ・アイゼンシュタインの動画です。悲しくなるほど美しい映像とともに語られる、切ないほどの愛と希望の動画です。



このブログでは、世界中でシェアされている「より美しい世界を創るためのヒント」となるような動画を中心に紹介していきたいと思っています。

SNSの時代、日々世界中から様々なニュースが飛び込んできます。胸が痛くなるようなニュースや怒りを覚える出来事、思わず絶望してしまうようなトピック・・・
でも同時に、様々な「心ある道」を歩く人たちがいることを知ることができて、勇気と希望が湧いてきます。

機械のようにバラバラに分解されて、分断された、断片的な世界の中に生きようとする世界観から、統合的な「全てはつながっている」という全体性の世界観へ変わっていくことがとても大切な時代です。世界のOSとも言えるこういった世界についての見方が変われば、今の世界にもはや機能しなくなったOSから、新しい(そしてとても古い)OSへと書き換えることができるんじゃないか・・・
そんなことを思っています。


必要としている人に届きますように。


*この動画は、持続可能な生き方を広げる意図を持って「New Story」を発信しているSustainable Human によって提供されています。字幕は日本のNPO法人セブン・ジェネレーションズが提供しているプログラム Game Changer Intensive 日本語版作成チームによって作られました。